BLゲーム ぼくらの恋愛心理学シリーズについて レビューの前にざっと紹介
ボブゲ紹介・感想第一弾は「スクエアな関係 ぼくらの恋愛心理学3」です。
ブランドはアイン。2007年発売。
いきなり3からレビューってどうなの……とも思いましたが、今わたしの中で熱い&1・2とストーリーに関連性はない=3からプレイしても無問題、ということで選びました。
……が、本シリーズは少々特殊です。
システムについてなどレビューしても、知らない人には分かりづらい……
というわけで、このゲームについて感想・レビューを書く前に、まず「ぼくらの恋愛心理学」シリーズについて簡単に紹介します。
「ぼくらの恋愛心理学」シリーズとは
BLゲームブランド・アインから発売された視点選択式アドベンチャーゲーム(※18禁)。
ファンディスク含め全4作あります。
発売順に、
- 「birdie ぼくらの恋愛心理学」
- 「カフェ・リンドバーグ ぼくらの恋愛心理学2」
- 「ぼくらの恋愛心理学fan's disc」
- 「スクエアな関係 ぼくらの恋愛心理学3」
です。
これらは同じ世界を舞台に、作品ごとに全く違うキャラクターが登場し物語が繰り広げられています。
例えばbirdieはアイドルとそのマネージャー(+タレント)、カフェリンは喫茶店で働く5人(+オーナーや客)……
同じ世界線の話なので、スクエアの作中にbirdieのポスターが出てきたり、カフェリンにモブ客としてbirdieのキャラクターが訪れたりしますが、その程度のつながりであって、ストーリー自体は別物です。
1~3のどれから始めてもプレイに支障はないです。
そして本シリーズ最大の特徴といえるのが、『主人公がいない』ところ。これにより2点、一般的なBLゲームと異なる点が生まれています。
まず1つめが、ゲームの進め方。
このシリーズでは、各ルートがいくつかのシーンに分けられています。(多いもので30弱)
プレイヤーはシーンごとに、どのキャラクターの視点で見るかを選択しながらストーリーを進めていきます。
つまり、主人公1人の視点だけではなく、「この場面で相手はどう考えていたのか?」が実際に見られるわけです。これが楽しい。
テキスト量が尋常ではないので、フルコンプにかなり時間がかかるところが難点でしょうか。
そして2つめが、カップリングのバリエーションが豊富であることです。
主人公と攻略キャラ、という分け方自体が無いこのシリーズでは、メインキャラクターの中で様々なカップリングが成立します。
birdieは総当たりまでいかず受けしかないキャラクターもいますが、カフェリン・スクエアではメインキャラクター全員受け攻め両方ありになりました。
なお、その中で所謂「真ルート」のような扱いがあるか、リバがあるか、については作品ごとに異なります。以下に軽くまとめてみました。
・birdie
トゥルー的な扱いのカプあり。(他が全てバッドという訳ではない)
リバは無かったはず。
本編外のSSにてリバあり。あと脇カプが同軸リバっぽかったような……
・カフェリンドバーグ
トゥルーはなし。
リバあり。同軸リバもあります。
・スクエアな関係
トゥルーはなし。全カプ公平です。
総当たり総リバ。ただし全て別軸。
A×BとB×Aではストーリーからして異なります。別ルート扱い。(要はエロシーンのみ受け攻め選択タイプではない)
これで本シリーズの特徴については、ある程度説明できたのではないかと思います。
なお、古いBLゲームブランドの公式HPは消えてしまっていることも多いですが、アインはHPが残っているどころかアニメイトゲームスでWin10対応版を売っているので、是非そちらをご覧ください。
(2001年発売のゲームがwin10に対応して発売されていることに、一ファンとして感謝しかないです……)
では、次の記事でシリーズ3作目「スクエアな関係」の紹介をしたいと思います。