つきのBLゲーム感想置き場

昔のBLゲームが好きなオタクによる感想・レビュー、初見プレイ時の感想ログなど。

「神無ノ鳥」深町に抱く複雑な感情

今回はゲーム紹介ではなく、番外編のような何かです。

ふと思いついたので、いままでBLゲームをプレイしてきて「攻略したくない」と思ったことのあるキャラクター、特に「神無ノ鳥」の深町について書いてみたいと思います。

※あくまで私個人の感想です。また、後述のとおり例に挙げているキャラクターが嫌いなわけではありません。

※「咎狗の血」「神無ノ鳥」「カフェ・リンドバーグ」について言及しています。ネタバレ注意。(どれも良作なので、是非やってみてください)

 

 

まず、私が「攻略したくなかったキャラクター」は大きく二種類に分けられると思っています。

 

第一に、「好みじゃない/苦手だから攻略したくない」。これは単純です。

私は好みではないキャラクターのルートでも、好きなキャラのセリフ回収やストーリーの良さで好きになることを期待してプレイするので、この理由で攻略したくないとまで感じたことはほぼないです。

ただ、攻略順には影響しますね。例えば「咎狗の血」ではケイスケがなんとなくピンとこなくて、1周目はリンルートを選びました。そしてラストで驚愕しました。合法ショタじゃなかったのか……! ケイスケもいざ攻略してみたら面白かったです。

 

第二に、「好きだから攻略したくない」。今回主に書きたかったのはこちら。

私の中でこのタイプ筆頭が「神無ノ鳥」の深町です。

日常シーンで優しい保護者、穏やかな大人っぷりを見せてくるので、「この人が見た目完全にショタなイカルに欲情するシーンは見たくない……」と思ってしまって。CV森川智之さんの穏やかな大人。大好きです。でもだからこそ攻略したくない……。保護者でいてほしい……。エロが見たくない……。自分で思っていたよりも大人×ショタへの耐性がなかったことが判明しました。いや、どちらかというと保護者ポジションのキャラクターが誰かと結ばれることが苦手なのかもしれません。ひょっとしたら両方かも。

結局深町には良き保護者でいてほしいという気持ちがネックになり、「神無ノ鳥」はレンジャクと真部を攻略したところで止めてしまっています。

そういえばハッカン×レンジャクだけではなく、真部と深町も脇カプとして存在するんでしたね。忘れていました。そっちを先に見て、深町のBL描写に耐性をつければいけるかも……? いや、どうかな……分からない……。

 

というわけで、この「好きだからこそ攻略したくなくなる」現象を「深町のおっちゃん現象」と勝手に呼んでいます。

 

他の例だと「咎狗の血」の源泉ですね。CV一条和矢さんのおいちゃん、好きです。でも最初にリンルートをプレイした結果「めっちゃ好き……この人にはこういう頼れるおじさんポジでいてほしい……」というよく分からない感情が生まれてしまい……攻略は後回しにしました。

 

「カフェ・リンドバーグ」の1周目では、拓実に似た感情を覚えた記憶があります。ただ彼の場合、司に片思いしお試しで付き合った後フラれたところだったと判明したので、BL的に幸せになってほしい……という気持ちが勝ちました。(最初は進哉視点で進めていて拓実視点OPを見ていなかったので、フラれていたことを知らなかったんです)

そして拓進(進拓)が推しカプに。この二人大好きです。

 

多分、深町ルートもプレイしてみれば面白いと思えるのでしょう。(そのくらい「神無ノ鳥」は良作だと感じています)それに、コンプすれば作品全体の謎も解けてすっきりするのだろうとも思います。

ただ、どうしてもあと一歩が踏み出せない……。なんとなく攻略はしたくない。保護者でいてほしい。そんな気持ちが消えず……。

もっと時間をおいてみて、いつか気が変わったらプレイしてみようと思います。ストーリー上の謎についてはその時までネタバレを見ずにいるつもりです。楽しみ!

 

 

以上、メインキャラクターなのに攻略したくないと思ってしまった話でした。